社労士開業準備#10 開業に向けて(セールス編④)悪徳Web業者の見分け方(社労士・開業・準備・営業・Web)
2022/05/30
ホームページ(Web)いる派、いらない派、それぞれ意見が対立すると思います。
私は圧倒的に前者です。開業する以前からWebはマスト、作成することを決めていました。
それはなぜか。
例えば営業電話がかかってきたとします。
『●●会社のxxです。弊社は△△のサービスを取り扱っております。
貴社にフィットするかと思いまして、是非一度お時間を頂けないでしょうか。』
興味がないならお断わりすれば良いですが、話だけでも聞いてみたいと思ったとき、まずは会社を調べるところから始めると思います。どうやって調べるか。サーチエンジンで会社名を検索して、ホームページをチェックするのではないでしょうか。そして、何となく良さそうな感じだな、と思ったらコンタクトをとる。つまりは、ファーストコンタクトをとる際の判断材料としてマストだと考えます
※特に口下手な私にとりましては、ホームページに言いたいこと、やりたいことを言語化しておくことで、実際に会社説明等をするときに、カンペ代わりとして使用しています。
一方で、ホームページはいらないという方も存在します。理由としましては、行政協力や知人士業からの紹介のみで経営しており、まったくの新規顧客をターゲットにしていない等があげられます。
私は”コネなし”でありましたから、必然的に”Webをフックに受注する”以外の選択肢はありえませんでした。
さて、Web制作の仕方になりますが、費用をかけずにワードプレスやWixを使用する方法と、20万~100万程度の予算を組んで、業者に外注する二通りの方法があります。
※10万以下のチープなテンプレを購入するのであれば、フリーか数十万かけた方が差別化がはかれます。
私はまずWixを使ってホームページを作ってみました。
しかし、ここで私は大きなミスを犯してしまいました。
電話番号を載せてしまったのです
今となっては騙されることはないですが、当時はどのように営業活動していこうか、ホームページからの問い合わせ件数をいかに伸ばしていこうか(Web集客、SEO対策)に悩んでおりました。そういう悩みに付け込まれ、まんまと奴らは術中にはまってしまいました。
下記は私の失敗談です。
福利厚生サービスの代理店をつとめるWeb制作会社。ユーザー何十万を抱える有名な福利厚生サービスで、この度ユーザーの声を反映する形で、士業サービスを福利厚生に加えたとのこと。要するに従業員等からの労務上のトラブルを士業に直接聞ける仕組みを打ち出したそう。そこで、本サービスに登録してくれる士業を探している、貴社はITに精通しており、ユーザーからのニーズもあるとお見受けし打診させて頂いた、とのこと。
サービスへの登録料は無料、今後ホームページ集客していくのであれば対策が必要で、SEO対策・指導を含めてWebのフルリプレイスさせてもらいたい。管理ツール・保守費用込みで800,000円(無期限)。
失敗1.一生涯で800,000というコストは、費用対効果としては安いと安易に判断した
失敗2.福利厚生サービスの担当者に、本当に士業のニーズが高いのか確認しなかった→特にない
失敗3.本来1,000,000くらいの提示額だったが、ごねた結果、即決価格で提示され、その場で契約をした
失敗4.ネットで制作会社を調べなかった
集客は私にとってのアキレス腱であり、一番つかれたくない部分でした。そしてある程度予算をとっていたことからも金額的にも予算内ではありました。当時は生計を立てていくために、小さなお仕事もしつつだったので、営業活動やバックオフィス業務は片手間になっており、冷静な判断が出来ていませんでした。
今でも腸が煮えくり返る思いで、会社名さらしてぶっ潰してやりたいですが、ホームページという商品そのものは受領しており、広告は掲載されているわけなので詐欺ではないでしょう。ただ、Web集客が未だ1件も見込めないので高すぎる、というだけ。勉強料だと思う以外ないですね。だからせめてこのブログを見ている方でWeb集客に興味のある方、絶対下記のことを守ってくださいね!
★業者に外注する場合のポイント★
1.当日に契約しない
└嘘でもいいです。社外コンサルタントに確認しなければならない。経理(妻など)に確認する必要がある。パートナー社労士に確認することになっている。→宜しければ私にDMください
2.必ず会社名を調べる
└悪徳業者は調べれば一発です。コメントのやばさで誰でも判断がつきます。
3.できれば初回の打ち合わせの際に、信頼できる方を1名同席させる
└客観視できる方がいると、お断わりもしやすいです。
当然のことながら、顧客の利益第一のWeb会社も多いですが、そのような会社は総じてプッシュ営業はいたしません。(ここに気づけませんでした。。。)
故にご自身で探されるのが一番です。
また気に入ったホームページがありましたら、その企業の方に質問してみるのもいいかもしれませんね。Twitterは聞きやすいですよ。
また、数十万を超えるWebを業者に外注する場合は、”小規模事業者持続化補助金”を視野に入れて、見積書や請求書等、柔軟に対応できるかも確認してみてください。
※補助金は口頭説明できませんので、書面がこちらの指示通りに起こせるかが重要です。
ちなみに弊所は、最初の業者には全額お支払いして縁を切りましたが、次の業者とはこのあたりも踏まえて満足いくものが出来上がっています。
STOP詐欺被害!私は騙されない!
私も新米の類ですが、反面教師として是非みなさん騙されないようにしてくださいね