社労士開業準備#4 社労士として商品を決めましょう(社労士・開業・準備)
2021/12/04
おはようございます!
今日は日曜日、そしていい天気
日曜は一応オフのつもりではいるものの、まる一日オフにしたことは開業以来ありません。インキュベーションフェーズにあるアベリアは、手足は止めても常に脳は仕事ファースト。今日はブログを書いたらクライアントさまの昇給まわり(賃金テーブル)の案版を作成、明日のお打ち合わせの事前準備を行います!
さて、今回の社労士開業準備#4では、自分自身の棚卸を終えた後のアクションとして、社労士としてどのような商品(価値)をお客様に提供するのか、考えていきたいと思います。
よく社労士業界では他社との差別化を図るため、『社労士×●●』や『▲▲に強い社労士』のブランク部分に自身の強みを入れてみて!と先輩社労士からご助言いただいことがあります。
これはまさにその通り。
顧客は少なからずその道のプロを探しています。
毎月の顧問料金は馬鹿になりません。仮にAとB、同じくらいの知識力で話してみたところ人柄もよく、顧問料も大差ない社労士がいたとします。顧客はどちらの社労士と顧問契約を締結するでしょうか。
答えは「より印象に残った方」だと思います。
先に挙げた『社労士×●●』や『▲▲に強い社労士』は、相手に強いインパクトを残します。
私はこれをパワーワードと呼んでいます。
みなさんも商談時でクロージングする際の決めの言葉だったり、男女間でいうところの口説き文句の一つや二つはあると思います。
通常初回お打ち合わせ時には契約を行わず、一度時間を置きますよね。その際打ち合わせ時にどれだけインパクトを残したが勝負の差だと私は思います。ホームページやパンフレット、名刺にも使えてとても便利ですので、是非この●●や▲▲の部分を考えてみてくださいね!
本題は次、『社労士×●●』の『社労士』の部分についてです。
自己の棚卸とパワーワードを手に入れたとしても、社労士業務が出来れなけば意味がありません。社労士法人やバックオフィスで人通り業務を経験してきた方ならばともかく、事務指定講習しか受けていない場合ですとなかなか現実は厳しいかもしれません。
社労士業務は幅が広いですよね、業務内容を整理するだけで一苦労です。相談業務、手続代理、助成金、就業規則、給与計算、人事評価など。あ、年金系もありますね。
その中で集客の柱になるものを決めましょう。
前回行った棚卸から決めるのもよいでしょう。仮に実務に結び付くものが何一つない場合、フックになりやすいのが助成金と就業規則です。
徹底的に学んでみてください。
なぜならば、助成金は就業規則がないと受給できません。常時10人未満の事業所では就業規則その他準ずるものでよしとされていますが、準ずるものって何でしょう。ハローワークに確認しましたがそれは就業規則との回答でした。よって結局は必要なのです。
助成金はキャリアアップ助成金から始めてみてくださいね。わかりやすくてお勧めです。
私は未経験でしたがハローワークに通い、電話でもお聞きして何とか完成させました。一つ請け負いますと「こういう助成金ないかな?これはとれるかな?」と会話が発展し、次の仕事に繋がります。ここでのポイントは「対応可能です」と自信をもって言い切ること。ご自身の勉強にもなりますよ。
ただ助成金や就業規則はスポット対応になりますので、相談顧問(コンサルティング力)はマストです。ストックビジネスは精神的にも安定しますので、業種に特化した労務問題に回答できるだけの業態調査、基本的な労働基準法の内容について、理解と整理をしておくことが肝要です。
いかがでしたでしょうか?
社労士開業準備#3、4より、ご自身の武器、身に着けられましたでしょうか。もしかしたら開業前が一番大事な時季かもしれません。開業したらセールス、プレイング、マネジメントをパラレルでしなければなりません。自己分析は今のうちにしかできないことを念頭においたうえで、適切な準備を心がけてくださいね♪
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